電送人間

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遊園地で起こった殺人事件を発端に、戦時中に研究されていた物質電送機の存在が明らかになる。仁木博士が開発した物質電送機を須藤兵長が連続殺人を侵していたのであった。その裏には、ある事件があった。
「美女と液体人間」「ガス人間第1号」と並ぶ、東宝特撮「変身人間シリーズ」の一作。監督は歯切れの良いタッチが持ち味の福田純で、特撮は円谷英二が担当している。東宝特撮映画には珍しく、鶴田浩二が主役の新聞記者を演じ、その相手役に白川由美が扮して花を添える。ただし俳優陣の中では、戦時中の横領事件によって死んだはずの須藤兵長を演じる中丸忠雄の不気味な無表情が恐怖心を煽って絶品。
人間を電送するシークエンスの映像表現には、アニメーションの技術も用いた、手作業の合成テクニックが使われた。今日見てもその成果は目を見張るものがあり、平面的なCG映像などには出せない、見事な立体感を表現している。(斉藤守彦)

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