道化師*歌劇
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モナコの独壇場。
モナコの役者魂を存分に堪能できる一枚。
気性の荒い役に入りきっている。
「仮面をつけろ」では特に、音程を無視して感情を露わにしている。目を見開いて。
終幕近くの狂気の場面。
合唱の「真に迫った演技だ!」
という台詞があるが、まさにその通り。
体中から、嫉妬の猛獣と化したカニオの、荒々しい狂気を噴き出している。
また、プロッティの、背中を丸めて猿の様に動く役作りもはまっている。ストーカー性の強い片想いがなんとも気持ち悪くてよろしい。
至高の芸術作品
デル・モナコといえばオテロとこのパリアッチ。
鬼気迫る迫真の演技、究極の歌声、もうデル・モナコを超える歌手は
出ないでしょう。
「衣裳をつけろ」は、目の動きや歌声が素晴らしく、最後の「泣き」の場面で
早すぎる拍手と歓声のせいで演技が中途半端になってしまったのは本当に残念。
あー、タイムマシンがあれば絶対生で見たかったぁ。
僕はこれでオペラファンになりました。
3大テナーも悪いけど霞んで見えます。
日本オペラ史の1ページ
まず、デル・モナコを観るため、聴くためのディスクでしょう。
合唱が藤原などですが、40年前の日本のオペラ舞台の状況を知ることができるという意味でも興味深い。今から見ると、衣装や演出などで首をかしげたくなるシーンもありますが、広い心でそんな所も愛しましょう。
最後の「喜劇は終わりだ!」の台詞はカニオ(パリアッチ)が叫んでいます。
まさしく迫真の演技です。
モナコは歌だけでなく、真に迫った演技も魅力的。
人物の感情をよく理解し、愛するが故の憎しみ・苦悩・狂気を見事に演じきっている。
ただ最後尻つぼみになって終わってしまったのが非常に残念。
もう少し演出面に磨きをかければ素晴らしく完璧な舞台となっていたことだろう。
