関ヶ原
司馬遼太郎の同名原作をオールスターキャストでドラマ化した、関ヶ原を描いたドラマの決定版とも言うべき名作大型時代劇。病没した豊臣秀吉(宇野重吉)の遺志を一途な思いで引き継ごうとする五奉行の一人・石田三成(加藤剛)と、その機に乗じて天下取りをもくろむ徳川家康(森繁久弥)との息詰まる攻防が、利に走り、裏切りに終始した関ヶ原の合戦という一つの戦に収斂していく様とともにスケール盛大に描かれている。
何にもまして特筆すべきは、名優ぞろいの豪華出演陣だ。もはや伝説となった多くの役者たちが適材適所の役を演じたことによって、この戦国絵巻はいっそうの重厚さを獲得している。中でも、いかなる時にも義の人であり続けた石田光成を熱演する加藤剛がうってつけのはまり役。理想のあり方を追い求めるがゆえに誰からも受け入れられない孤高が、光成のイメージ通りだ。クライマックスの関ヶ原の合戦の再現は、エキストラ3500人、馬500頭を動員したスペクタクル。まさに労作と呼ぶにふさわしい作品である。(麻生結一)
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テレビ放送当時、加藤剛が松坂慶子を脱がせるシーンがGMとして使われてました。関ヶ原といえば徳川家康が天下を取った印象が強く、私が三成の事で知っているのは豊臣を盛り立てようとして家康に敗北した武将としか知りませんでした。このドラマには人それぞれの思いが熱く感じられ関ヶ原という舞台にたどり着きたくさんの思いが交錯して勝負が決する見事さがあります。家康の天下を阻止しようとする三成の正義の思いが悲しいほど感じる物語です。
GMの印象をまったく覆し物語にのめり込んでいきます。加藤清正、福島政則、島左近、本田正信、大谷吉継、宇喜多秀家、山内一豊、小早川秀秋、直江兼継、島津義弘らもそれぞれの思いを感じさせる見事さ。関ヶ原というドラマには沢山の武将の思いが込められた作品なのです。大谷吉継の三成に対する友情には感動の涙。三成への協力を断り帰る最中、思い直して引き返すシーンはあまりにも思い出深い場面です。大河ドラマなど及ばぬ見事さがここにあります。私はついにDVDを注文してこの感動を再び味わいます。今日、ついにDVD到着する予定です。あまりにすばらしいから買いました。
信じられない超豪華キャスト。笑いあり、涙あり、感動ありの人間ドラマ。
私も大学生の時に、このドラマを初めてみました。正月三が日にこのスペ
シャル・ドラマが三回にわたり放映されるから、正月にもかかわらす実家に帰
省しなかったものです。
「関ヶ原の合戦」。
この「関ヶ原の合戦」自体は、確かに誰でも、小学生でも知っている歴史的
事実ですが、その内容を他人に聞かれたとしたら、キチンと答えられるでしょ
うか。義務教育の歴史の教科書では、西軍 石田光成・東軍 徳川家康が関ヶ
原で、天下分け目の決戦があったという事実に触れているだけで、詳しい状況
、時代背景などは全く触れておりませんから、通常の現代人では、とうてい理
解できておりません。
このドラマは、その点を実に判りやすくつくってありますから、大変グッド
。多くの登場人物が登場しますが、キャラクターがはっきりしており、人間味
があって見ていて実に楽しい。素晴らしい人間ドラマ。それを彩るのが、以下
の超豪華キャスト。
ナレーションは石坂浩二、加藤剛(石田三成)森繁久禰(徳川家康)三船敏
郎(島左近)宇野重吉(豊臣秀吉)三國連太郎(本多正信)丹波哲郎(福島正
則)杉村春子(北政所)沢村貞子(芳春院)栗原小巻(細川ガラシャ)三田佳
子(淀君)、藤岡弘(加藤清正)三浦友和(宇喜多秀家)国広富之(小早川秀
秋)ら。
現在ではあまりお目にかかれない人も登場しており、特に「大谷吉継」役の
高橋幸冶さん。いい味出してますね、あの人。光成との茶会での友情シーンと
か、泣けますね、ホント。
一番不思議に思ったのは、光成との盟約を違えて「裏切り者」として悪評高
き「小早川秀秋」役に何でサワヤカ系の国広冨之さんなのか、最初はこの配役
に全く納得がいかなかったのですが...。やはり、あの当時の若手美人女優
・水○アキとの婚約を結びながら、裏切って別の女性と浮気した点を買われた
キャスティングなんでしょうね(笑)。
このドラマを見たあと、私は司馬遼太郎さんの原作「関ヶ原」も読んで、岐
阜県関ヶ原町の古戦場跡に行ってみて、現地の息吹を感じ、感激いたしました
。ぜひ現地にも足を運ばれることをお勧めいたします。
三枚組みでなので、最近のDVDにしては値段が高いような気がしますが、
内容は価格を超えているので、文句無しで星五つ。森繁さんと加藤剛さんが司
馬さんを挟んでの「石田光成」、「徳川家康」を語る楽しい対談もあります。
アイドルの学芸会ではない一流キャストによる大型時代劇
年末年始といえば豪華俳優の競演による時代劇スペシャルが定番となっていますが、スケールの大きさでこのドラマを越えるものはありません。司馬遼太郎の原作も面白かったが、このドラマ化も素晴らしかった。
キャストの豪華さは三成役の加藤剛、家康役の森繁久弥、島左近役の三船敏郎を筆頭に、策士・本多正信に三国連太郎、宇野重吉の秀吉、藤岡弘の加藤清正、大友柳太郎の島津義弘、芦田伸介の鳥居元忠、千秋実の山内一豊など適材適所。そしてもっとも素晴らしい演技は、他のレビュアーの人たちもおっしゃるように高橋幸治の大谷刑部です。この後の大河ドラマ「葵 徳川三代」でこのドラマを下敷きにしたような関ヶ原の場面がありましたが、その配役の安っぽいこと。もうこの配役を越えることは出来ないのではないでしょう。ただ豊臣から徳川への裏切りの参謀役の黒田長政はもっと大物俳優がよかったとか、松坂慶子と田中健の役は必要ないのでは、といった小さい不満はあるんですが、数々の名シーンで帳消しです。もっとも好きな場面はやはり大谷刑部が三成との茶会のエピソードを思い出し引き返す場面ですが、家康と鳥居元忠の別れの場面もよかった。
時代劇ファンですので、毎年、年末になると正月の長時間時代劇の配役の記事に目が止まりますが、最近ではアイドルの学芸会になるような悪い予感がして見ないで終わってしまうことが多くなりました。
当時、期待したほどの視聴率が取れなかったので、このドラマの存在をご存知ない方も折られるかもしれませんが、時代劇ファンであればこのDVDを買って後悔はしません。
余人を持って代え難い配役陣
いろいろな方がキャストについて絶賛されておりますが、中でも印象的なのは大谷吉継(刑部)役の高橋幸治。端正な顔を白頭巾で覆い、目を閉じた状態で演じていますが、声はよく通り、白頭巾のハンデを感じさせません。その彼が一瞬だけ「目」の演技をする(見てのお楽しみ)。その間が最高でした。NHK大河ドラマでは伝説の織田信長俳優として知られていますが、彼が演じた歴史上の人物で、もうひとつの代表作に入れてもよい位の名演であると思います。
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