モントセラト島救済コンサート
1997年9月15日の夜、伝説のイギリス人プロデューサーで、元ビートルズのジョージ・マーティンが、火山噴火で壊滅的な被害を受けたカリブ諸島の小さな島モントセラトのためのチャリティー・コンサートコンサートをロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開いた。招かれたスーパースターたちはヒット曲の何曲かを、マーティンが1970年に創設したモントセラトのエア・スタジオでレコーディングしたことがあった。この共通の思い出のおかげで『モントセラト島救済コンサート』には、友人同志で楽しんでいる雰囲気がかもしだされている。いくつかのヴォーカルの音漏れや、許せる範囲のミックスの問題はあるとはいえ、このすぐれたコンサートは抜群の精度で録音され、それぞれのアーティストが状況に合った曲を演奏するかたわら、最高のコンビネーションで出演者たちは、バンド、コーラス、そしてマーティン指揮によるオーケストラと一緒にステージでパフォーマンスを披露している。
マーク・ノップラーのノリに乗った絶品の「ブラザー・イン・アームス」でショーは幕を開け、良い感じでスティングをゲスト・ヴォーカルにむかえた「マネー・フォー・ナッシング」へと続く。スティングはポリス時代のヒットを2曲演奏。エルトン・ジョンとエリック・クラプトンがショーの中心で(特にクラプトンとノップラーのアコースティック版「レイラ」)、ポール・マッカートニーは壮観な4曲の演奏でショーをしめた。フィル・コリンズの名人ドラムは伝説のパーカッショニスト、レイ・クーパーと完璧に調和し、マッカートニーのオーケストラをバックにした「ゴールデン・スランバー」は名演奏。続く「ヘイ・ジュード」をステージの全員で熱唱。マッカートニーがリードするロックン・ロールな「カンサス・シティ」(ビートルズが1960年代初期に演奏)も全員で参加。こうして、『モントセラト島救済コンサート』は、これまた観客すべてにとって忘れられないショーとなったのだった。(Jeff Shannon, Amazon.com)
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