ワン・ナイト・オンリー ~グレイテスト・ヒッツ・ライヴ

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エルトン・ジョンにはこの30年間にあまりにも多くのヒット・ソングがありすぎて、このビデオ作品に収録された12曲が厳密に“ベスト”なのかどうかはよくわからない。だが、それは重箱の隅をつつくようなもの。エルトン、彼のバンド、そして豪華なゲスト・シンガーを迎えたこの1時間のコンサートは、2000年10月に満員のニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデンで行なわれた。「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」「僕の瞳に小さな太陽」「ユア・ソング」といった、エルトン(と、作詞家バーニー・トーピン)のベストで最も人気のある曲が確かに何曲も入っている。最近のエルトンは小太りの中年で、70年代全盛期のけばけばしさとは程遠い、およそポップスターとはいいがたいルックスではあるが、すばらしいショーをいまでも届けることができる。まさにそれが、彼と彼のバンド(長年の相棒であるギターのデイヴィー・ジョンストン、ドラムのナイジェル・オルソンを含む)がやっていることなのだ。
ゲストの選択は少々微妙。ブライアン・アダムスの「サッド・ソングス」は刺激がほぼ皆無。アメリカではほとんど無名のイギリス人グループ、ボーイゾーンのローナン・キーティングは 「ユア・ソング」(おそらくエルトンの最も不朽の名曲。映画『ムーラン・ルージュ』で効果的に使われよみがえった)で不要な存在と化していた。それらとは反対に、ビリー・ジョエルは「グッドバイ・イエロー・ブリック・ロード」でエルトンのうまい引き立て役を好演し、メアリー・J・ブライジは「ブルースはお好き?」を熱を込めて歌い上げ、キキ・ディーは「恋のデュエット」で長年で初のエルトンとのデュエットを披露した。若いアメリカ人シンガー、アナスタシアもハードなロック調の「土曜の夜は僕の生きがい」で思いがけない掘り出しもののパフォーマンスをみせている。(Sam Graham, Amazon.com)

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