フリクリ DVD-BOX
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傑作
見る人を選ぶ作品だけど、選ばれた人間は幸運だと思った。
この作品の主題は「子供が大人になる過程」である。
多くの作品がこのテーマで作られているが、私はこの作品ほど、それを洒脱にこなしているものはないと思う。
実験的作品であるから、実際、ファンの私としても「完成度が低い」という事実は認めざるをえない。
しかし、信者の見苦しい擁護のように聞こえるかもしれないが、私はそれさえも思春期の不安定なキブンの表現として見られるのだ。
この作品をTHE PillowsのPVのように語る人間は多いが、そんなことは無い。ということを私は声を大にしていいたい。
ナオ太を包み込む滅茶苦茶な世界。その中で耳を抑えてうずくまって腐る人間もいるだろう。
しかしナオ太はバットを振ったのだ。
ちょっと捻った「萌えアニメ」
BOX付属の冊子に
「(榎戸)キレイなお姉さんが好いてくれるのは信じられないが
ギターでぶん殴ってくる分には素直に甘受できる
そういう気持ちでしょ マッキーの」
というコメントがありまして、
ああ、つまりこれは監督自身が納得できるように工夫した萌えアニメなんだなと
理解するようにしたのです。
そう考えるとメッセージ性とか台詞の解釈とか
わき上がってくる疑問を全部「まあ萌えアニメだし」と言いくるめることができます。
オススメ。
もちろんその解釈はピロウズの音楽やアニメーション自体の出来には抵触しません。
いずれも素晴らしい出来だし、それぞれの使い方も良い。
小難しく考えたい場合は考えればいいので、値段相応に楽しめるアニメです。
傑作アニメ
アニメでしかできない表現、アニメでしかできない演出をふんだんに取り込んだ作品。ぶっ飛んだ世界観とテンポについていければ最高に楽しめるけれど、ついていけなければ死ぬほどつまらないでしょうね。
しかし、演出、絵、テンポとしては最高水準だと思うのでおすすめ。五話だけなんだか微妙だけど、このままいけばメタフィクション系になって物語が崩壊していくのかと思ったけれど、意外にきれいな形で終わり、けっこう中途半端な気もしたけれど。
アニメーション
なんだかんだで、人を選ぶ作品だと思います。
海外では日本以上の人気を誇る『フリクリ』ですが、まさにアニメーションと表現するのに相応しいと思います。
少なくとも作画や動画に於いては、ガイナックスとIGの黄金タッグが織り成す圧倒的なハイクオリティで見ているだけでも面白い。
音楽はthe pillowsによる見事なコラボレーション。ミュージックビデオという観方をしてもよし。
ストーリーはエヴァのように裏設定オンパレードで把握しづらいですが、
SFに恋愛にギャグにパロディにアクションにロボットと何でもあり。
一位で高速道路逆走、華麗なオーバーヘッドキックでオウンゴール、ポール直撃の場外ホームラン。
そんな、アニメ。
わかる人には、わかる…たぶん
初めてこちら側を置いていくほどぶっ飛んだ作品に出会った感じです。クセが強くって受け付けない人と必死について行こうとする人に分かれるかもしれません。個人的にはかなり面白かったです、斬新な物語にコミカルな映像、そしてピロウズにリッケンバッカー、もう最高!続編希望。
