モーツァルト 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》

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ウィーンフィルの日々の活動ぶりを堪能できる映像記録

ムーティーは、80年代から90年代初頭にかけて、ウィーンフィルを振ってモーツァルトのいわゆる「ダ・ポンテ三部作」のCDを次々と発売しています。このDVDは、その時期の仕事のひとつの集大成と言うこともできるかもしれません。ウィーンフィルとの相性は、CDの演奏よりもこちらのほうがうまくいっているようで、より自然な本来のウィーンフィルの音色が楽しめるように思います。映像効果の点から言えば、アン・デア・ウィーン歌劇場の舞台がやや暗く狭く感じることは否定できませんし、個々の歌手たちに関しては、特にこの人が素晴らしい、と言える飛び抜けた存在が認められる部分もあまりないようです。しかしそれだけに、全体として非常にバランスのとれた、自然な上演記録に仕上がっていることも確かで、ウィーンフィルの日々の活動ぶりを比較的気軽に味わえる映像として、やはり相応の存在価値があるものといえるでしょう。

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音は美しいが

 ドンジョヴァンニのDVDは何種類か出ていますが、手に取るのはいつもフルトヴェングラー指揮チェーザレ・シェピの1954年収録盤ばかり楽しんでいた。そして今度ムーティ指揮アルパレス1999年盤を観たが45年の年月の差で音質、画質は比較にならないほど良くなってる。しかし演出に問題があり、いくら夜の場面が多いとはいえ全体に暗すぎる。宴会の場面等はもっと明るく豪奢にすれば貴族の宴らしくなったとおもう。オペラは視覚の要素画非常に高いので地獄落ちの場面も迫力に欠ける。
 それにもう一つ。ジョヴァンニ役はチェーザレ・シェピが颯爽としていて格段に上。

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