ハンガー
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耽美派怪奇な世界
ブレード・ランナーの監督リドリー・スコットの兄弟であるCM映像で知られるトニー・スコットの初監督作品。
映像は魅せる。
C・ドヌーヴ&D・ボウイの妖しい美貌。スーザン・サランドンも美しく絡む。
映像の空気がヨーロピアン・チック。
NYだというにー。
特殊メイクでグロいところもあるが
耽美な吸血鬼が満喫するには充分なディテール。
ドヌーヴ、ボウイ、サランドンの豪華主演で描かれるぞっとする寂寥感が支配する吸血鬼映画。
ペンシルヴァニアならぬ、現代ニューヨークで、美貌を保ちながら、数千年もの間生き永らえてきた女吸血鬼と、その美しき同伴者。ところが、不老不死であるはずの同伴者が“老い”に蝕まれてきて、、、。光と影の効果的彩光を使ったスタイリッシュな映像感覚、ラヴェル、シューベルトと言った優美なクラシックからバウハウスのけたたましいロックまで取り込んでしまう音楽センス、今作が劇場用映画デビューとなったトニー・スコットの意気込みが伝わってくる1作で、耽美感とぞっとする様な寂寥感が支配するアート・フィルム的要素が色濃い怪奇映画だが、最大の見所は、カトリーヌ・ドヌーヴにデビッド・ボウイ、スーザン・サランドンの豪華主演陣。中でも、極めつけの美しさが次第に老いて、朽ちかけていく事の恐怖と哀しみは、実際、絶世の美女と美男であったドヌーヴとボウイにとっても避けては通れない命題である筈で、今観ると、妙に切実さを感じさせるのではないかと思う。ハリウッドでの特殊メイクアップ・アーティストの先駆者であるデイック・スミスの優れた仕事ぶりと、劇中登場人物たちが掛けるレイバンのサングラスがイカシテます。
