鉄人28号 デラックス版

鉄人28号 デラックス版

鉄人28号 デラックス版

横山光輝の同名名作漫画を『ごめん』などの俊英・冨樫森監督のメガホンで映画化したSFロボットアクション映画。小学6年生の金田正太郎(池松壮亮)は幼いときに科学者の父(安部寛)を亡くし、母(薬師丸ひろ子)と二人暮し。そんなある日、東京を黒いロボット、ブラックオックスが襲い、母は負傷。正太郎は祖父と父が開発していたロボット鉄人28号の操縦を託されることになるが……。
舞台設定を原作の昭和30年代から現代へ移行させたことに幾分無理も感じられるが、そんなリスクを覚悟で冨樫監督は今のゲーム世代に向けた空想科学特撮映画として本作を成立させている。青空に徹底的にこだわった特撮も、少年の成長物語を巧みにバックアップ。昭和の雰囲気を濃密にすべく背景などにも腐心しており、懐かしきモノクロアニメ版の主題歌(2004年TVアニメ版とも同一)もエンディングに流れ、ノスタルジックな情緒にもぬかりはない。(増當竜也)

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評価に値しない、本当は問答無用で『0★』

『鉄人28号』という作品をよく知らず『鉄人28号』に思い入れのない製作スタッフが、ただ『漫画原作の作品の実写化だから』というだけで遊び半分に作った作品なのではないでしょうか?
『美少女科学者』『ロボットがダメージを受けると、操縦者もダメージを受ける』…。
オタクアニメのお約束を盛り込んだトホホ作品。

映像作品としての価値は、以前、よく『懐かしのテレビ番組』みたいなバラエティー番組で笑いの種にされていた、昔の実写テレビドラマ版『鉄人28号』と同等の価値しかないでしょう。

いや…昔の実写ドラマ版は、特撮技術も予算も無かった為、出来の悪さはやむを得なかったわけですから、
特撮技術(CG含む)も予算もあってコレなのだから、この『実写映画版・鉄人28号』は、なお悪いですね。

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少し実写を入れて欲しかった。

私はFXを観て育ったため、旧作・原作は知らない。正太郎の成長物語として見れば感動物語だと思う。そして中盤のオックスとの決闘においてロボットの足元からの描写、破れた鉄人への罵声など、平成ガメラみたいなところは面白かった。ただ、FX世代の私にとって、スピード感、質感ともに表現されていないCGにたよりすぎるより、所々実写を導入して欲しかった。また、役者さんの使い方にも問題あり(特に香川さん)だと思う。何となくですが、旧日本軍と来れば、ミカドロイドの乗りで監督を故・実相寺昭雄さんにお願いしたらよかったんじゃないかな?

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かっこよさといい加減さの混在。

鉄人は最初の登場で海から霞ヶ関まで歩いてきたのか? この世界には自衛隊というものは存在しないのか? また、警察も立ち入り規制ということを知らないのか? さんざん破壊と戦闘を見せつけたあと非戦主義と少年の成長を取ってつけたように語っていいのか? そもそも今どき人間型巨大ロボットの殴り合いって?
こういった突っ込みどころは、チープなC級映画とか子供番組では「それがお約束」とか「そこがまた味になっている」といった言葉で許容されることが多かったが、いちおう日本映画としてはA級予算の大人向け劇場映画となれば、脚本家が必死に知恵を絞って辻褄をあわせるのが従来であった。
それが、平成ゴジラやガメラを経て、あえて混在させてしまうのもありじゃないか、という流れができてきた(そもそも怪獣映画という時点で荒唐無稽を消し去ることは不可能な相談なのだし)。この映画はそのひとつの完成形だと思う。秘蔵フィルム風の映像に重厚な寺田農のナレーションをかぶせての開巻など抜群にかっこいい。その後の展開もきびきびして雰囲気も豊かだ。しかし結局は、上記のような穴を確信犯的に残して押しきってしまった映画なのだ。
このチグハグさは絶対に受けつけないという人も多いだろうし、あるいはそのほうが正常な感覚なのかとも思うが、なぜか体が受け入れてしまった。疑問は瞬間瞬間で流れ消え、おおいに楽しかったのである。
俳優が全体に高水準。蒼井優の美少女科学者は、小学男児主役と決まっているが成人男性客も集めなきゃいかん映画としては外せないキャラクターだが、超エリートなのにニコニコ低姿勢、ただし唯一の年少者の主人公には高飛車になる役どころを楽しげにこなしている。音楽も流麗ですばらしい。CGの浮き加減はこれまた好みがおおいに分かれるかも知れない。

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良い映画になる素地はあったのに… リメイク流行は脚本不足故、という定説を地で行ってしまいました

 随分とまあ酷評されていますね。しかしそう言われるのは仕方ないと思います。監督の演出もシャープですし、CGも巨大ロボットの金属性や重量感を上手く示してリアルな感触を失っていません。出演陣も素晴らしい演技です。でも「語るべき物語」の点でこの映画は決定的な駄目さを持っているのです。
 特撮・アニメ界で主流の「屈折した自我をもつ青年がアイデンティティを獲得して大人に成長していく」という物語が基盤になっていますが、本作では余りにもあからさまにその構造を当てはめていて興醒めです。同じく亡き父への愛憎半ばする思いとそれの克服・信頼回復が語られますが、これも陳腐な設定まとめられてしまいました。完全な悪などなく敵側にも理があること。そして「許し」こそが平和への道だというメッセージ…。何やらかつて量産された多くの子ども向け作品の世界観をなぞっていますが、それを臆面もなく子役に語らせる芸のなさといったら。「子どもに分かりやすいメッセージを」ということなのでしょうか。子ども映画総ディズニー化現象の害毒は根深いものがありそうです。残念ながら字面だけの饒舌すぎるメッセージは心に響いてきませんし、子どもはそんなに単純な生き物ではないです。
 本作はいわゆるアキバ系の人達をターゲットにした訳でもなさそうですし、本気でジブリの様なメッセージ性を含んだ売れ線映画を目指したものと思われます。しかし制作者の「魂」がこもっていないとこういう残念な事になるという教訓だけはメッセージとして残りました。実は作品の世界が子どもの頃に見ていた『マジンガーZ』なんかにちょっと近い雰囲気があって、少年と蒼井優演じる天才科学少女とのやり取りもあって、とても惜しいものがあるのです。つくづく残念。だから今回のレビューでは愛情を持って斬りました。脚本家が内なる魂の叫びを吐露する、そんな熱い物語こそ子ども映画に必要なのです。

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すいません、ギブアップです…

見るに耐えなく、拷問のようでした。

『CASSHERN』『キューティーハニー』『デビルマン』と名作アニメの実写化が続いたが、この『鉄人28号』を含めどれも過去の遺産を食い潰したと言う点で共通する。
世代的にリアルタイムでアニメを見ていた訳ではない。だから、懐かしさというプラスのフィルターもないので映画としてのひどさだけが際立った。
実写化したせいで「リアリティ」が必要となるが、アニメだから成り立っていた、言ってみれば荒唐無稽な世界観を製作者がきちんと消化して映画として成立する表現に出来ていなかったのが痛い。鉄人がCGバリバリで違和感ありすぎだったし。
蒼井優とか薬師丸ひろ子とか阿部寛とか香川照之とかいい役者さんがいっぱい出てるのに、こんな出来なのは監督が悪いのか?脚本が悪いのか?

「何かを破壊するためにお父さんは鉄人を創ったんじゃない」
散々東京の街を破壊しまくって何を言う!?

もうすぐ小学1年生、入学準備は万全ですか?

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