Pat Metheny Group/The Way Up Live

Pat Metheny Group/The Way Up Live

Pat Metheny Group/The Way Up Live

パット・メセニーのファンならば、このギタリストとバンドのDVDといえばどんなものか察しがつくだろうが、この『The Way Up - Live』もその期待通りのものである。素晴らしく多才な音楽的センス、卓越したソロとそれに共鳴するかのようなアンサンブルの相互作用、ほとばしる情熱と力強さ、複雑なリズムと拍子、開かれたテクスチュアでアクセントとなる印象的なフレーズなどがあり、音響と映像の技術も秀逸だ。しかし『The Way Up』には違った面もあり、これまで以上に挑戦的である。2005年の同名のCD(韓国のソウルでレコーディングされた)は、休みなく演奏される4つの楽章から成る長い音楽という革新的な作品であった。ライブの観客にとっては、ジャズやロックというよりはクラシックのコンサートのようだった。メロディーやリズムはあるが、それ自体は曲ではない。このCDは、メセニーの代表作のような歌としてのアピール度が欠けている。メセニーと彼の長年のパートナーでキーボード奏者のライル・メイズが作曲した音楽は、70分の間に発展し(シェールが衣装を取り替えるかのように、メセニーはギターを取り替えた)、終わるころにはその印象がほとんど残らない。だが、この7人のすばらしいミュージシャンのパフォーマンスを見て聴いた人にとっては、その事実は確実に忘れられないだろう。パット・メセニーのインタビューがついている。(Sam Graham, Amazon.com)

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クオン・ヴーのトランペットが凄い

2005年のワールド・ツアーの中の韓国ソウルのLGアーツ・センターでのライヴを収録したDVD。この作品になると映像はフル・ハイ・ヴィジョンで音は5.1chもDTSも選択可能ということで、もうライヴ作品はDVD以外いらないや、と思うくらいにハイクオリティで嬉しい。

映像を観て驚くのは中心メンバー以外の3人、クオン・ヴー、グレゴリー・マレット、ナンダ・ラウリアのマルチ・プレイヤーぶりの凄さだ。特にクオン・ヴーのトランペットは凄い。この『ザ・ウェイ・アップ』という作品の根底にはパット・メセニーがスティーブ・ライヒの作品を演奏したことが霊感の源にあると確信できるが、その具体的な完成にはこの3人の素晴らしい才能が無ければ不可能だったと感じずにはいられない。

このDVDはカメラ・ワークも秀逸で、インタビューを別にした構成も素晴らしい。そしてツアー・スタッフの全てをクレジットした心意気(なんとツアーのバス運転手の名も2名クレジットされている!)に感動。絶対見逃せない大傑作だ。

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1曲

全てで1曲という驚異のlive作。テーマのメロディは日本の童謡ぽく私には聞こえる。12弦ギターをイーボウとか言う、サスティーンを得られる道具で弾く姿にまず興味をひかれた。サンチェスのリズムは素晴らしく、ライルのピアノもいつもながら良いです。確かにこの作品は長い集中を強いるものですが、これ以上の短縮を認めない芸術作品となっています。

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100% WAY UP

何も足さない、引かない。100% THE WAY UPです。
OPENINGからPART3まで時を忘れて聴き入ってしまいました。
お気に入りはPat+Cong+Nandoが弾きまくる3ショット。
「ああっ誰を見ればいいんだっああぁっ」というライブの興奮がよみがえります。

楽器全体のバランスが良いというのか、とにかく音が綺麗です。
このままCD化して欲しいと思っちゃいます。

映像が16:9というのも良いですね。

抱き枕

映像作品としての音楽・その最高峰

パットの音楽を聴くたびに「旅」と言う言葉を思い浮かべる。「音楽」と言う地平を長い時間をかけて旅をしている。PMGの音楽にはずっとそんなイメージを抱いていた。
そして今、パット・メセニーグループはひとつの到達点に達した。終わりではないが「長い旅のひとつの目的地」に到ったことは間違いない。
あるいは言い方を変えるなら、パットとライルは「音楽」に対する「約束」をひとつ果たし作品と言う形で「回答」を示したたともいえる。
なぜなら、事あるごとに自らの音楽を語ることによっていずれ到るべき境地を高い理想として持ち続け、それをファンはいうに及ばず、普遍的な音楽に対する約束としていたのだから。

いうなれば本作は、音楽に対する夢とそれを可能にする技術力と創造性が作り上げたパット・メセニーグループの「集大成」と言うべき作品だ。

CDの発売で作品を世に問い、世界ツアーで多くの観客を魅了し、そして映像パッケージとして発売することによってあらゆる意味での「回答」を作品に触れる者に提示してくれた。映像パッケージの発売は必要不可欠であり、CDだけでこの作品に触れていたのでは真のすばらしさを経験できないと言っても過言ではない。
本編だけでも十分パット・メセニーグループの「回答」は伝わってくるのだが、特典として収められているパットへのインタビューによって更なる深い理解を得ることが出来る。
孤高の地平に歩み入りそれでもなおかつ人々を魅了するものを生み出し続けるエンターテインメント性を失わない、本来両立が難しい要素を生み出す、「信念」をこの作品で読み取れるだろう。

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音の壁を越えて、付き合いましょう!

CD発売当初は、賛否両論(個人的には往年のファンによる、無理解の批判が目立っていたように感じていた)で、ごったがえしていました。今、ライブにも行って、このDVDが出て、涙がちょちょぎれるくらい感動している人もいれば、CDを聴いて、理解できなくてそのまま黙殺している人、まだ聞いたことがない人、など様々な人がいると思います。

この音楽は、そこらへんにある音楽のように、ちょっとつまんで楽しむような音楽ではないし、PMG作品の中でもちょっと敷居の高い作品なのかもしれません(ジャズという音楽自体も一般には敷居が高いのかも知れない)。まるで交響曲のようなThe way upは、例えばジャンルは異なるが同じポピュラー音楽としての(即ち非クラシックって意味)、Pink Floydの「狂気」のような、始めから聴き始めると、最後まで聴き続けなければならないと感じてしまうような、ポピュラー音楽には珍しい、壮大さと尊厳さを持った音楽だと言えると思います。

実に複雑な構造を持つこの作品は、何回も聴かないとちゃんと理解出来なく、良さが分からない。と良く言われています。私もそうでした。こういう風にいうと、敷居が高え〜、うざそ〜、みたいな反応が出て来ると思うのですが、しかし、こう感じる人たちの音楽の聞きかたってきっと、こういうものだと思うのです。ちょっと聞いただけで自分に効くか効かないか、ヤク(薬)になるのか、ならないのか・・・。確かに一瞬であっちに持って行かれてしまうような素晴らしい音楽もあります。でも、世の中は、簡単にすぐに理解できるものだけで出来ているわけではないし、その中にはまだ知られていない素晴らしいものがたくさんあると思うのです。この作品を何回も聴いて得られるものは、そうした素晴らしいものの中の一つだといえると思います(表現がべたべたですが)。

生のライブの時、私はどちらかというとバンドの持つエネルギーに圧倒されていたのですが、今回このDVDを見て、純粋に音楽それ自体、音と音の重なり合い、オーケストレーションに泣きそうになるくらいに感動しました。それも何回もCDを聴いたおかげだと思います。

最後に、バンドメンバー7人全員の演奏に、賞賛を送ります。7人とも素晴らしすぎです!抱きつきたくなるくらいに!

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