GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
ネットが世界を覆い、人間の可能性は大きく広がった近未来。 草薙素子は公安9課に所属するサイボーグ。ある時、公安9課に1人のサイボーグが拘束された。しかし外事6課が強引にも彼を連れ去ってしまう。激しい攻防の末、彼を取り返した素子は、彼から思いもかけない申し出を受け…。
士郎正宗原作の人気マンガを、『うる星やつら2』や『パトレイバー(theMovie)』などを手がけた押井守監督が映画化。美しい背景、空間の質感まで丁寧に描写し、奥行きを出してアニメの弱点をかなりの点で克服したCGは、押井監督のアニメーション技術の集大成ともいえる。世界各国で上映され、ビデオリリース時にはアメリカのビルボードでビデオ・セールス第1位を記録した。今日のアニメを語るうえで欠かすことのできない作品である。(ビーンズおがわ)
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エンターテイメント性に欠ける
「風の谷のナウシカ」、「AKIRA」を小学生の時に映画館で観た私としては、上映当時まっさきに観ました。
が、さっぱりわからず、上映後、友人とふたり、頭抱えて席を立ったことを覚えています。
映画なのだから、有る程度予備知識無い人でもわかるように作るべきであり、そうしたちょっとした気配りが、
大きく左右したように思います。ということで、エンターテイメント性にかけるので、☆3つ。
ちなみに、某サイトでは「私のゴーストが眠いといった」と感想がかかれていて、納得したものです。
ただ、川井憲次の音楽は最高でした。
追記)S.A.Cシリーズ、漫画を読んでから改めて10年以上ぶりに最近みましたが、基本的には漫画の1巻を
ハードに掘り下げてしまった、という印象。漫画は設定は難しいけれど、キャラはコメディタッチ。
押井監督のOVA作品「天使のたまご」にもでてくるキリスト教的な絵がクライマックスにでてくる建物の壁に
描いてある事にも気づきました。「イノセンス」にもトグサが聖書の言葉を外部記憶装置から検索して、
バトーにからかわれるような場面がありましたが、監督個人のキリスト教観が大きく作品に影響を与えている
と言えます。
ただ、カトリックの学校で10年育った身としては、それが机上の空論のように感じてしまいます。
すごい
観終わった後、すごい、、の一言に尽きます。
私にはアニメ版も観たことないし、色々な詳しい背景は知らないので、本当に素直に楽しめました。
マトリックスの監督に影響を与えた事は知っていましたが、色々なシーンで通じるものがあって、マトリックスと比べながら楽しむという点でも楽しめました。
沢山の映画監督などに影響を与えたのが本当に分かります。10年以上も前の制作ですが、古さが全くなく斬新な世界観です。
登場人物(特に少佐と人形使い)の言葉は深く色々考えてしまいました。
難解だと言われているようで、私も分からない点がありましたが、何度か観るうちにいろいろ理解できました。奥が深いです。
日本アニメとして自信が持てますね。
往年のハードボイルドの名作を見るような見事な演出
難解な言葉に最初ついていけなかったのですが、
進んでいくうちにだんだんと「ゴースト」とか「電脳化」の意味が
何となくわかってきて、作品の魅力的な世界にノッてきました。
これが1995年の作品であることに驚かせられます。
映像は最初の素子の美しさから、度肝を抜かれるような衝撃でしたが、
ストーリー展開もアクションの「キメ」である戦車との戦いのシーンまで、
息をもつかせぬ緊迫感でした。音楽もいい!
と思ったら、ラストシーンのバトーの素子に対する切なさは、
往年のハードボイルドの名作を見るような見事な演出で、
唸ってしまいます。
長年の日本のアニメーションのひとつの到達点ですね。
☆を1にしたくなる気持ちもわかる
テレビ版から入った私は最初は
この映画について否定的な立場でした。
それは難解過ぎたり淡々とし過ぎたりしてることに加えて
私自身が「別に電脳がゴーストを生み出してたとしてたって特に問題ないじゃない」という考えであるため
全く少佐に共感出来なかったからです。
以前にあったレビューにも書かれてましたが
実際この映画は「難解」というより「中身が無い」気がします(正確には「中身」の部分はあるけれども、そこは原作の部分で既に完成されているので特に監督とは関係がない)
それでもなぜこの作品に☆5をつけるか。
それは会話の緩急、演出、音楽の中毒性が半端じゃないからです。
特に音楽は一回聴くと抜け出せなくなるくらい魅力的です。
何回見ても飽きさせないモノがあるのです。
会話の緩急、演出のすばらしさが顕著に表れているのは
終盤の幼女少佐とバトーとの掛け合いでしょう。
それぞれの声優さんの演技に加え、あの間の取り方、
エンディングへの移行までの流れは何回見ても熱く切ない。
要はSF的要素は取り合えず無視しといて(そこら辺はTV版と原作に任せて)
ニイハマ県の町並みと
バトーの少佐に対するデレッぷりを楽しめば良いということです。
何度観てもすばらしいの一言に尽きる。
いまだに日本アニメの代表作といって、全くおかしくない。内容も古くなるどころか、現実がこの世界に徐々に近づきつつある。巨大なデータセンターとあらゆる情報の検索技術。ネットそのものが、全知全能となる道をひたすら歩んでいる。そこにコネクトするものと、ネットそのものが交じり合い、それぞれが決定する思考単位の場所の境界線があいまいな領域に突入しつつある。あらゆる知識がビット化された日に、それを再構築したデータベースからインテリジェンスにより知識を再構築すれば、新たな定義を、思考する単位に与えることが必要かもしれない。
テーマだけではなく、このストーリー、主力の登場人物がきちんと”立って”いて、全体にメリハリを与えている。シナリオ・カットも文句なくすばらしく、あらゆる意味で、今後のSFアニメが、これを超えればと最高の目標を持つときの目処となろう。
150%間違いなく、これは必需品の類のDVDだ。
