ふぞろいの林檎たち DVD-BOX

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「ふぞろいの林檎」とは規格外のために店頭に並べられないリンゴ、おちこぼれの意味。社会的におちこぼれとされる四流大学生たちの青春を描いた山田太一脚本によるTVドラマである。
1983年に放映され若者を中心に人気を呼んだ本作は、のちにシリーズ化もされた。出演は中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子。また寺山修司最後の秘蔵っ子である女優、高橋ひとみがTVドラマデビューしたことでも知られている。
第1話のタイトルになっている「学校どこですか」は、三流、四流大学に通う学生が最も聞かれたくない質問からきている。学校名で人間性までもが判断される学歴社会での苦悩、就職、恋愛など若者にとってリアルな問題を取り入れたドラマ性は、時代の空気を切り取りながら、時代を超えて共感を生むものとなっている。またサザンオールスターズの『いとしのエリー』などの曲が作品を見事に彩っている。(井上新八)

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今の時代に見ても新鮮な感動がある

 いまや、ゆとり教育のおかげで学校は週休2日だし、運動会でも順位をつけなくなった。そして少子化によって一人の子供に構う時間の増えた親はモンスター・ペアレンツとなって学校に自分の子供だけ中心の我儘を言ってくる時代である。大学進学率も100%近くなるのではないかと言われている。しかしひとたび社会にでれば学歴社会、競争社会であって、親に頼るわけにもいかない。そんな現代社会の問題がすでに20年以上前のこの作品にも描かれています。ラーメン屋の実の母親の甘やかし、岩田の実家の一流志向、などなど。彼らの成長や挫折は当時、同年代で一流大学に入れなかった我々は非常に共感したものです。
 最終回の愛をつらぬき通す小林薫の男らしさ、たこやき屋でバイトする中島唱子を発見する時の柳沢慎吾の演技、高橋ひとみ、手塚理美、石原真理子の若々しさ、サザン・オールスターズのBGM、何度みても新鮮な感動があります。

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良いドラマです

本作品をリアルタイムでテレビ放映していた頃はまだ小学生だったと
記憶しています。

当時の放映は断片的にしか覚えていませんが、ふぞろいのメンバー達が
さわやかであんなヤングになりたいものだと小学生ながら感じたものです。
・・が断片的にしか覚えていない訳は小学生だとメンバー達の関係、
作品の趣旨、内容など理解できなかったためだと思います。
あれから20年くらい経ったでしょうか、DVDの存在を知り思わず全巻
そろえました。

リアルタイムで放映されていた頃には理解できなかった男女の関係、
本趣旨、出演者の表現や機微などずいぶん楽しめました。
ついカオに出てしまう良雄(中井貴一)をはじめとし、
出演者ひとりひとりの表情、言葉などの表現を通じて演技力のある
役者がそろった良いドラマだと改めて感じます。
環境が許せばあえて字幕を通して見ることもオモシロイと思います。
字幕を通してなるほど、と思われる言葉や表現なども魅力があります。
チョットした場面でもその場での表情や舞台設定など手を抜いていない
良いドラマです。

時代背景としての昭和も全体的に印象的で、21世紀になり数年経った今でも
良いイミで時代の移り変わりを感じます。
ドラマ全体を通してサザンの曲は場面場面を彩ります。
サザンの音楽により、よりドラマチックに楽しめます。

脚本家の山田太一氏が表現したかったものが深いものながら
よくわかります。他の方もおっしゃっていますがビターな感じを
上手に描いている作品です。
私的に永久保存版のひとつです^^

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 山田太一のドラマには,苦味がある。最近の多くのドラマにおいて,ヒロインが恋人や仕事において,「勝ち組」に入ってハッピーエンドとなることが,最初からわかってしまうのとは,ずいぶんちがう。出演者一覧をみて,だれがハッピーなエンドを勝ち取るかが予想できてしまうというようなことは,まずない。

 「ふぞろい~」でも出演者たちの青春はユーモラスであり,まぶしくもあるが,そこここに苦味が感じられる。自分の想い描いた夢やプランが現実とぶつかって破れるとき,浸みだしてくるものである。学園生活だったり,将来だったり,大好きな相手との交わりにおける相手の反応だったり,幼子でもなければ,人間を素材とし素材の味を生かそうとするかぎり,甘さや酸っぱさとともに,苦さもあるのはむしろ当然かもしれない。わるいことではない。そのおかげで,みずから決めつけた自分という枠がはずされ,より自由になるのだから。

 恋人ができた,仕事で評価された,等々のことを通じて人生の光を描くのはたやすいが,じつは陳腐なものだ。友人も恋人もいない。仕事はできない。あるいは職さえない。誰にも目をとめられない。そんな状況のまっただ中で,主人公が光をみつけてしあわせでいる,そんな有り様こそを描いてほしい。「ふぞろい~」には,そうした志向性がほの見える。

 看護学校生役で,ときおり制服姿をみせる手塚里美と石原真理子は,驚くくらいかわいい。その後の彼女たちを思い出しつつみていると,感慨を覚える。若いから,というのは簡単だが,年輪を経るなかで,若いうちには無自覚であったかわいらしさを自覚的に追求することはできなかったのだろうか。同じく出演している高橋ひとみや根岸季衣が,いまなお個性的なかわいらしさや魅力を豊にたたえているのを考えれば,そうではないはずだ。がんばってほしい。

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ふぞろいの林檎たち

待ちに待ったDVD.約20年前に初めて見たときには理解出来なかった男女の関係が今となっては良く理解出来て大変楽しめました。
サザンのクレジットが無く改めてビックリしたが、“ふぞろい”と言えば“サザン”、“サザン”と言えば“ふぞろい”と言うほどの関係もたまりません。このドラマでサザンファンになった人も多いはず。

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