バットマン オリジナル・ムービー〈劇場公開版〉

バットマン オリジナル・ムービー〈劇場公開版〉

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大げさな世界が魅力のバットマン。TVシリーズがみごとに成功を収めた後の、このアドベンチャー・コミックの映画版は、苦しまぎれのギャグや、極悪の敵キャラ、闘っている最中の「バシッ!」「ドスン!」という吹き出しの擬音など、原作の魅力が完璧に再現されている。 マスクを被った正義の味方で、大金持ちのブルース・ウェインの親友であるバットマンを、表情を変えずに演じるのはアダム・ウェスト。大学生のように熱心な相棒、ロビン(別名:ディック・グレイソン)は、バート・ウォードが演じる。ふたりの敵として、ゴッサム・シティの邪悪な犯罪者たちが総動員された。ジョーカー(雄叫びをあげてシーザー・ロメロが怪演)、リドラー(ニヤけたフランク・ゴーシン)、ペンギン(甲高く笑うバージェス・メレディス)、そして、たまらなくセクシーなキャットウーマン(リー・メリウェザーが黒いピチピチのボディスーツで妖しく動く)。悪役たちは当然のごとく世界を支配しようと必死だが、われらが最強コンビは、次々と秘密兵器(コウモリ用の海洋生物撃退スプレーなんてのもあるが…)を繰り出し、彼らの非道な計画を、ここぞという場面で阻止していく。TV版の1話がコマーシャル込みで30分だと考えると、この105分のバージョンは、馬鹿馬鹿しいおもしろさが長続きするものの、いささか中身が薄い。それでも小さな画面で楽しんでいたファンは、全体を通してパロディ的な楽しさを満喫できるだろう。ロレンゾ・センプルの脚本を監督したレスリー・H・マーティンソンは、高予算でTV版を膨らまたものの、結末の緊迫感までは手が回らなかったようだ。(Sean Axmake, Amazon.com)

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