Oc: Complete First Season (7pc) (Std Sub Dol)

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一見ありふれたティーン向けソープ・オペラと思いきや、華やかで陽光あふれる世界に足を踏み込んでみれば、さまざまなものが見えてくる――FOXテレビの『The O.C.』は、そんなドラマだ。よく掘り下げられたキャラクター、ソープ・オペラの伝統を茶化した痛快なプロット、アーロン・ソーキン作品ばりのウィットに富んだダイアローグだけでは終わらない作品なのだ。基本設定は、いかにもよく考え抜かれている。ハンサムで陰のあるライアン・アトウッド(ベンジャミン・マッケンジー)はチノ出身で、根は良い子だが非行に走り始める。弁護士サンディ・コーエン(ピーター・ギャラガー)のはからいで、ライアンは貧しい地区を離れ、大邸宅やきれいに刈り込まれた芝生が並ぶオレンジ・カウンティに行くことに。間もなくして、ライアンはコーエンのプール付きの家で暮らすようになり、悩みを抱えた金持ち娘マリッサ・クーパー(ミーシャ・バートン)と知り合う。新たな“わが家”の社会的閉鎖性に反発するライアン。ここの人間は裕福かもしれないが、世間の皆と同じく問題だらけではないか。それでも、ライアンは周囲の薄っぺらな人々から何とか人間らしさを引き出そうとし、彼らもライアンを理解するようになっていく。
そう、これではまるで『ビバリーヒルズ高校白書』のシナリオなのだが――実際に見てみると、『The O.C.』は近年もっともハマれるソープ・オペラであり、よく練られたドラマであることが分かる。『メルローズ・プレイス』よりもスマート、『ビバリーヒルズ高校白書』よりもセクシー、『フェリシティの青春』よりも愉快、そして『ドーソンズ・クリーク』よりも自己愛抑えめだ。『The O.C.』は、知的で笑えるダイアローグ(パイロット版は全米脚本家協賞にノミネートされた)とクセモノぞろいの登場人物が魅力だ。もっとも注目すべきは、このシリーズでスターの仲間入りをしたアダム・ブロディ。ライアンにとっては新たな弟のような頼りない少年セス・コーエンを演じた彼は、ラッセル・クロウ似のマッケンジーをティーンのあこがれの的の座から引きずり下ろした。バートン演じるマリッサは悩める少女としては少々表情に乏しいが、彼女の友人で超軽薄なサマー・ロバーツ(レイチェル・ビルソン)は最高の脇役で、頭がクラクラしそうなお笑いを投下してくれる。大人たち、とりわけライアンを支えるコーエン夫妻役のギャラガーとケリー・ローワンは、番組のもうひとつのカラーである円熟味を提供。ところで、『The O.C.』といえども、昔のテレビに出てきたような笑いを忘れたわけではない――各エピソードの終わりは、2回に1回ぐらいの割合で、殴り合いもしくは誰かがプールに落ちるシーンだ。健全な楽しさにあふれたソープ・オペラがここにある。(Mark Englehart, Amazon.com)

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