スクール・ウォーズ HERO

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1974年の京都市立伏見第一工業高校に、元ラグビー全日本の選手だった山上(照英)が赴任してきた。彼は悪の巣窟でもあったラグビー部の不良部員ひとりひとりに身体を張って対峙し続け、やがては全国制覇を成し遂げるに至る。
1984年に大映テレビ製作でドラマ化もされた奇跡の実話を、伏見高出身の関本郁夫監督のメガホンで映画化。サブ・タイトル『HERO』からドラマの映画版という企画色も感じられるが、実際の映画にはそうした意図は微塵もなく、関本映画ならではのエネルギッシュな世代間の戦いが、実に熱く描かれており、そのストレートさには素直に涙してしまう。不良たちのすごみある描写も、さすが東映出身監督というべきか。映画初主演の照英も、TV版の主役・山下真司の強烈な印象とはまったく別物のベクトルで、エネルギッシュな存在感を披露しており、実に好感を持てる。また本作は、現代の青少年問題に無関心を装う大人たちにも糾弾の矛先が向けられており、その意味では痛感・反省させられる要素も多い。かつてTV版を観ていた現在の大人にこそ観てもらいたい秀作スポーツ・ヒューマン映画。とにかく熱い!(的田也寸志)

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