Live By Request

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本作『Blondie: Live by Request』は、2004年5月7日にマンハッタンのジョン・ジェイ・カレッジで行われ、A&Eチャンネルで放映されたパフォーマンスを収録している。ニューヨーク・シティの誇るパンク・ポップ・スター、ブロンディの面々は、年齢を重ねて円熟味を増しながらも、今なお情熱に取りつかれている(必ずしもそれを制御しきれていないけれど)。だからこそ、「Dreaming」、「Rapture」、「Heart of Glass」などの名曲で驚くべきパフォーマンスを展開できるのだ。今回の2004年度版ブロンディには、デボラ・ハリー、クリス・ステイン、クレム・バークというオリジナル・メンバー3人が参加。加えて、ポール・カーボナラ(ギター)、ケヴィン・トッピング(キーボード)、リー・フォックス(ベース)が見事なサポートぶりを見せる。ここに収録された全17トラックはいずれもブロンディの代表曲だが、「Atomic」が外されているのは気になるところ。2003年のアルバム『Curse of Blondie』から4曲(うち1曲はジョーイ・ラモーンへの感動的なトリビュート・チューン)を持ってきたあたり、安全運転に終わるまいとする意気込みがうかがえて好ましい。ハリーは相変わらず華やかな存在で、狭まりつつある声域を新鮮なフレージングと無尽蔵のエネルギーでカバー。リード・ギタリストのステインは時おり手元が怪しくなるようだが、ドラマーのバークは以前にも増してタイトな演奏を聴かせ、楽曲にディスコ的青臭さやパンク的熱情を加味している。ただし、観賞の際は手元にリモコンを置いておこう。電話リクエストのくだりや退屈なMCは、すぐに飽きが来てしまうから。  DVDのサウンドは、音質的には問題ないが、ダイナミクスが貧弱すぎる。しかし、ミキシングが上出来なので、サラウンド(ドルビーまたはDTS)で再生すればそれなりに楽しめるだろう。より聴きやすいのはDTSのほうだ。(Michael Mikesell, Amazon.com)

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